業種:電気機器 / 従業員数:560人
要点1 | 自ら利用の動機付けをしてもらうために、アカウントの発行はあえて申請制にしている。 |
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要点2 | 実務に直接結びつく書籍から生活に寄り添った書籍まで、幅広い取扱いも魅力。 |
所属は管理部総務課で、基本的には人事のチームとして仕事をしています。メインの担当は新卒採用ですが、それ以外の採用全般や人事制度にも関わっています。
弊社は今、変革期に差し掛かっています。80年代後半から、90年代半ばにかけて、IT周辺機器の需要は大きく拡大していました。1家に1台、パソコンの普及が当たり前のようになり、それに伴って、周辺機器も購入していただく機会が多くなりました。
ところが、時代は変わりました。どういう働き方をすれば、弊社だけが作れるような、おもしろい魅力を持った製品をアウトプットできるのか――その環境を整え、社内に発信するのが人事チームの役割です。
開発の現場でも「変わろう」「働き方を変えていこう」という気運が高まる中で、何か変革のきっかけとなるような出会いがあればと思っていました。そのうちの一つとして、教育に役立ち、しかも手軽に自分のペースで学べる点に魅力を感じたのが、flierです。
社内での告知を見て、利用申請した人にだけ、アカウントを発行するようにしています。
全社員が使える契約内容になっているのですが、ただ提供するだけでは、形式的に閲覧するだけで、思うように使ってもらえないかもしれないと懸念したからです。
会議でアイデアが行き詰まったときに、誰かが「flierでこういうものが載っていて」とキーワードやちょっとした内容を挙げ、ウチの場合はこれに当てはまるよね……というふうに会話が展開していく場面に出くわしたことがあります。何かきっかけやヒントがほしいという場面で、flierで検索して軽快に情報を得られるところが魅力だと思います。
実務に直接結びつく書籍から生活に寄り添った書籍まで、幅広いジャンルの要約があるところも魅力です。睡眠の質を上げる書籍を読んでいる人がいたり、今のビジネスを打開するヒントを見つけるためにflierを使っている人がいたりと、人によっていろいろな使い方をしているのだろうなと思います。
社内で、flierの利用を強制することはありません。あくまで本人が学びたい、flierを使っていろんな情報を知りたいという動機付けがあったうえで、各個人のライフスタイルや仕事のあり方に合わせて利用してもらえたらいいと思っています。気晴らしにSNSを流し見している時間に代わって、flierでの学習が習慣づくといいですよね。
『雑草はなぜそこに生えているのか』(稲垣栄洋、筑摩書房)です。
「弊社の特性に合わせた目標を設定する」という人事制度に関わる会議の前に、たまたまflierでこの要約を読みました。「雑草」というキーワードに魅力を感じ、会議で紹介したところ、大変盛り上がりました。
弊社は今でこそ世間から、比較的規模の大きい企業として見られることも増えましたが、もともとはベンチャー気質を色濃く残しているIT周辺機器メーカーです。起業当初は好奇心を起点にしたものづくりをしていたはずですが、今はなかなかそうもいきません。今後は、もう一段階新しい、チャレンジングなことができる土壌を作りたいと思っています。
この要約を読んで、「自分の欲求にしたがってやりたいことにちゃんと手が伸ばせる状態」のメタファーとして、刈っても刈ってもまた生えてくる「雑草」というキーワードがひらめきました。
今の人事制度の根本には、「雑草」との出会いがあります。その出会いをきっかけに、チームでビジョンを共有できました。flierにいい出会いをもらったと思っています。
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