業種:メーカー / 従業員数:2,190人
要点1 | 自分で読書のタイミングなどを選べるflierは、自立的な学習に合っている。 |
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要点2 | 自発的に学びを広げるため、利用ルールは設定していない。 |
人事総務部の人材開発グループに所属しています。
社員教育を軸にして、人事戦略の運用や昇格試験の実施、タレントマネジメントなどに携わっています。
当社では、本やカードゲーム、ボードゲームの貸し出しなど、さまざまな自己啓発のコンテンツを用意しています。そのラインナップの一つに、気軽に使えるものを加えたいと考えていました。
また、女性活躍推進の一環として女性社員への教育投資を検討していたことや、同じ部門で長く働いている社員の視野を広げるきっかけを作りたいと考えていたことも、flier導入の背景にあります。
忙しい社員が多い中、flierは手軽に使えるところが何より魅力的でした。自分で時間やタイミング、読む本を選び、自分の時間全体をマネジメントしていくという当社の方針にも合っていると感じました。
細かなルールは特に設けていません。教育を提供している立場ではありますが、人が人へ提供できる学びというのが限定的であることも理解しています。従業員がみな自立的に学習するようになり、我々のような教育部門が必要なくなるような状態が、究極の目指す姿であると考えているためです。
flierが定期的におすすめの要約や記事を送ってくれるので、運用がそれほど難しくないという点も、投資する意味があると考えています。これからは、flierを通して自然発生的に生まれる学びを支援していきたいと思っています。
まずは小規模でflierの利用を始め、やがて対象を広げていったのですが、アカウント数を拡大したタイミングで大きな反応がありました。社内ライブラリーのロイヤルカスタマーからは「待ってたよ」という言葉がありましたし、個人的にflierを利用していた社員からは「会社で契約してくれて助かる」などという反応をもらっています。
また、自然発生的にflier座談会も開催されるようになり、人事総務部ではその内容を従業員にシェアしています。このように、自然発生的に何かが始まるのを見ていると、人事の立場としてとてもうれしいですね。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ、新潮社)です。
ダイバーシティのバイブルと言われていますが、私にとっては子育て本です。「どうしたらこんなにおもしろい子どもが育つのだろう」と考えながら読みました。
人事担当者の目線としては、著者の「そういうこともあるのよ」という言葉が印象に残っています。複雑なことを子どもにどう説明したらいいかわからないとき、「そういうこともあるのよ」と答えれば、ごまかしてしまったという罪悪感を持つこともあるでしょう。
しかし本書では、「そういうこともあるのよ」に対して、著者の息子さんが「そういうことがあるのもわかる」と答えたと書かれていました。「それ」の内容を知るのも大事ですが、「そういうことも世の中にある」と認知できるのも、とても価値のあることだなと思ったのです。
自分や周囲にそうした認知を育んでいくために、あえて「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」とはぐらかし、物事の見えている側面からだけでなく、違った角度からも見てみようとする機会をつくっていきたいと思います。
「フライヤーに興味がある」「会社での利用を検討している」
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