チームビルディングの必要性と研修事例・サービスを紹介!
チーム内の相互理解を深め、チームの生産性を高める取り組みが「チームビルディング」です。そのための研修はかつては対面が重視されていましたが、昨今ではオンラインによる手法が充実し、多くの成功事例も生まれています。
今回はチームビルディングの必要性について説明し、オンラインで行う研修の事例も紹介いたします。
要点1 |
リモートワークが普及していくなかで、チームビルディングが重要に |
要点2 |
オンラインでチームのつながりを深める手法には多くの例がある |
要点3 |
flier法人版なら、学びとチームビルディングを連動させられる! |
目次[非表示]
- 1.チームビルディングの必要性とは?
- 1.1.部署間、チーム間のコミュニケーションを促進
- 1.2.新メンバーとの関係構築
- 1.3.企業のビジョンの浸透
- 2.チームビルディング研修企画のポイント
- 2.1.コミュニケーションのきっかけを作る
- 2.2.お互いの考えを共有できる仕組みづくり
- 2.3.研修目的に合わせた内容設計をする
- 3.オンラインでできる、チームビルディング研修の例
- 3.1.オンラインでできるビジネスゲームを利用する
- 3.2.オンラインでもできるワークを実践する
- 3.2.1. 陽口ワーク
- 3.2.2.Good & New
- 3.2.3.コーヒーブレイク勉強会
- 3.3.eラーニングを利用する
- 3.3.1.オンラインによるビジネス講習
- 3.3.2.受けただけでは終わらない! 研修後のディスカッション
- 4.読書を活用した、チームビルディング研修の方法とは?
- 5.時代とニーズにあわせたチームビルディングの仕組みづくりを。
チームビルディングの必要性とは?
まずは改めて、チームビルディングの必要性と役割を3つの観点で解説します。
部署間、チーム間のコミュニケーションを促進
チームビルディングで最も重要なポイントは、コミュニケーションの促進です。どんなに優れたスキルを持っている人間が集まっても、メンバーそれぞれの持ち味を最適な場所で活かせなければ、目的は達成できません。
異なった人間が一致団結して一つのゴールを追求するためには、お互いに対する深い理解が重要です。メンバーが互いに理解を深め、各々の立場や考えを尊重できるような土壌ができれば、業務を建設的に進められるでしょう。
新メンバーとの関係構築
新たに加入したメンバーに、チームがもつスキルやマインドを身につけてもらうことも、チームビルディングの重要な役割です。
同じ社内であっても、チームによってそのカラーはさまざま。人が変われば考え方も変わりますから、他では成功した取り組みが自分のところでも通用するとは限りません。
そのため、チームメンバーが同じ目的に向かって進めるよう、価値観を共有し、認識をすりあわせることが重要視されます。だからこそ、新たなメンバーに対するアプローチがチームビルディングにおける大事な仕事になるのです。
企業のビジョンの浸透
企業がもつビジョンをメンバー全員に浸透させることも、チームビルディングが担う重要な役割です。
新入社員や中途入社の社員など、社歴が短いメンバーほどそれを十分に理解していない可能性があります。
チーム一丸となって同じ目的に進むには、企業やチームの活動の根底にあるビジョンが共通認識になっている必要があります。チームビルディングの研修を、チームへ参加したタイミングや年度の始まりなどに行うことで、効果を得やすくなるでしょう。
チームビルディング研修企画のポイント
チームビルディングと一口に言っても、その目的はさまざまです。成果を出すためには、何を目的とした研修を行うのか、次のようなポイントを押さえて企画しなければなりません。
コミュニケーションのきっかけを作る
チームメンバー同士のコミュニケーションの促進は、チームの土台作りにつながります。チームメンバーの人となりを知る手助けとなるような研修にするには、そのためのきっかけを企画側で設定することが効果的です。同じ目的を求めて行う共同作業や、楽しめるゲームなど、友好的なコミュニケーションが成立するように意識して企画するとよいでしょう。
お互いの考えを共有できる仕組みづくり
チームとして活動する上で、お互いの考え方やスタンスへの理解は外せない要素です。メンバーが仕事に対してどのような価値観や判断基準をもっているのかを知るためには、価値観が表に出やすいコミュニケーションをとることが必要となります。
メンバーで協力しての課題解決や、意見交換に重きを置いたディスカッションなど、お互いの考え方が見えるような企画が望ましいでしょう。
研修目的に合わせた内容設計をする
近年のチームビルディング研修は、さまざまな形式で行われています。リーダーや講師からのレクチャーだけに留まらず、ゲームやアクティビティなど、一見仕事から離れたような活動を通じたものが、大きな成果を出しています。
とはいえ、どのような形であっても最終的な研修の目的は変わりません。チームメンバー同士の理解を深め、チームとしての効率を上げられるよう、研修形式に応じた内容を設計するように意識しましょう。
オンラインでできる、チームビルディング研修の例
チームビルディング研修のバリエーションは、とても豊富です。また、昨今ではニーズの高まりによって、オンラインでの研修サービスやゲームなども普及していっています。ここではオンラインで活用できるチームビルディング研修の方法を紹介します。
オンラインでできるビジネスゲームを利用する
The商社
ビジネスゲーム「The商社」は、チームで協力し自社を拡大していく仮想ビジネス体験ゲームです。3~6人のメンバーで1チームを組み、他のチームと交渉を行いながら、ビジネスを進めていきます。
チーム内の連携を円滑に進めるだけでなく、自分のチームが優位になるよう、他チームとのビジネスにも臨まなければなりません。とはいえ一人勝ちではなく、他チームとのWin-Winの関係となるのが重要。他のチームとだけでなくチーム内でも起こるビジネゲームスを通じ、メンバーとの連携力やリーダーシップ性を養います。
NASAゲーム
機械の故障で月に不時着したメンバーが、離れてしまった母船に戻るために必要な持ち物の優先順位を決めるゲームです。マッチ箱、星座表、20リットルの水など10種類の持ち物に対し、メンバーで話し合い優先順位をつけていきます。
単純な多数決で決めるのではなく、意見をすりあわせた上で結論を出すのがこのゲームのポイントです。考えた上で意見を出しているか、話し合いへ積極的に取り組んでいるかなど、メンバーの特徴や課題への取り組み方を知る手助けになってくれるでしょう。
条件プレゼン
数名のチームごとに、決められたキーワードを盛り込んだプレゼンを行うゲームです。
たとえば与えられたキーワードが「子豚 オオカミ 家」だった場合、童話「三匹の子豚」をイメージしたプレゼンをしても、連想が安直なので評価はされないでしょう。他のチームが思いつかないような発想をしつつ、論理を破綻させないまとめ方をしなければならないため、それぞれのチームの発想力とディスカッション力が試されます。
なお、競争心を煽るため、順位づけや優勝者の設定などのルールを加えてもよいでしょう。
オンラインでもできるワークを実践する
陽口ワーク
「陽口(ひなたぐち)」は「陰口」の反対で、対象者の良いところを褒める行動を指します。 陽口ワークは、メンバーのうち指定されたひとりがマイク・カメラをオフにし、残されたメンバーが約2分間、指定されたメンバーの良いところや業務上で尊敬しているところなどについて、ポジティブな評価を話し合うワークです。
一通り終わったら、 陽口の対象者はマイクとカメラをオンにし、感想や印象などを語ります。お互いの褒め合いがポジティブな考え方や信頼感を生み、承認し合える結束力の高いチーム作りにつながるでしょう。
Good & New
Good & New(グッドアンドニュー)は、24時間以内にあった良いこと(Good)や新しい発見・体験(New)を全員で共有し、承認し合うワークです。
簡単に短時間でできるため、朝会や昼食の直後などに、定期的に行えるのが特徴です。仮に目立った良いことがなくても何かしらを発表しなければならないため、日常をポジティブに捉えるクセを身につけることができます。
また発表を聞く側も、発表者が日々どのような点に着目しているかを感じられるため、その人となりを理解しやすくなるでしょう。
コーヒーブレイク勉強会
昼食後や休憩時間を利用し、コーヒーを飲みながら持ち回りで5~10分程度のプレゼンテーションを行うワークです。
トピックスは仕事に関するものでなくてもよく、自分が興味をもつものであれば制限はありません。話し手は人に聞かせられるように話をまとめる力が養われ、聞き手は話し手が興味をもつ事柄を通じ、その人をより深く理解するきっかけを得られます。
eラーニングを利用する
オンラインによるビジネス講習
これから取り組んでいくビジネスについての知識をインプットするにあたっては、オンラインでの講習が有効です。
リモートワークの環境を活かしたeラーニングなら、チーム全員が同じ教材を通じ、同じ知識の共有を進めることができるでしょう。
チームや個々人の、現在の目標や課題にあった知識を身につけることを通して、メンバー全員で高いレベルの知識を獲得することが期待できます。
受けただけでは終わらない! 研修後のディスカッション
オンラインでの研修を受けた後は、メンバー同士で研修の内容についてのディスカッションをすることが重要です。各々が研修から感じた内容を発表し、さまざまな角度からの捉え方を共有できれば、チーム内の相互理解や結束の高まりが期待できます。
ディスカッションはリアルタイムのビデオ通話や掲示板への投稿など、チームにあった方法を選択するとより効果的です。
読書を活用した、チームビルディング研修の方法とは?
最後に当社フライヤーが提供するサービス「flier法人版」を活用したチームビルディング手法をご案内します。
flier法人版は、2,600冊を超えるビジネス書籍の要約を自由に閲覧可能なサービスです。読み切るのに長い時間が必要なビジネス書が、1冊あたり約10分で読める内容に要約されているので、スキルアップに必要なポイントを短時間でインプットできます。
読書会から、日々の学びのシェアまで
ディスカッション会の課題図書や、朝の読書会のお題にするなど、チームビルディング研修の題材にご活用いただけます。また、要約で得た学びを読んだ後すぐに記録・シェアできる「学びメモ」の機能を利用すれば、日常的なお互いの理解向上につなげられます。
チームについて考えを深める書籍も充実「この本読んでおいてね!」というコミュニケーションは、出し手にとっては軽くても、受け手にとってはハードルが高いものです。しかしflierの要約なら、10分程度で大筋を把握することができるため、共通認識の形成に利用できます。
2,600冊を超えるflierの書籍要約の中には企業やチームの文化に関わるものも充実。全ての要約は出版社・著者のチェックを通しており、品質が高いものを掲載しているため、書籍内容の伝わり方にも心配がありません。
『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』
チーム内で同じテーマについてインプットとアウトプットをスピーディに行い、相互理解の切り口にする方法で、多くの企業が活用しています。
オンラインでのチームビルディングにも活用できるflier法人版の導入をご検討の際には、ぜひこちらの資料をご覧ください。
時代とニーズにあわせたチームビルディングの仕組みづくりを。
リモートワークの普及により、チームビルディングのあり方は大きく変化しています。非対面でもチーム内の相互理解を高め、目的を共有していけるチームビルディングは、今後ますます重要性を高めていくでしょう。
以上で見てきたように、その手法はゲームやワーク、eラーニングと多様ですが、重要なのは何を目的として行うかという設計の部分です。時代やニーズの変化に合わせ、成果を出せるチームを構築できるよう、目的を見定めたチームビルディングに取り組みましょう。
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